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クラウドファンディングのデメリットは?

クラウドファンディングのデメリットは?

クラウドファンディングのキーワードの検索ボリュームは年々増えていく一方です。
下図を見ていただくとその勢いがよくわかります。

2016年はメディアに取り上げられて話題になったプロジェクトもいくつかありました。

「プロジェクトを支援してみよう」とか思い始めた人や既に支援をいくつもしているという人もいるのではないでしょうか?
そのうち、いつかどこかでトラブルに遭うこともあるかもしれません。
今回はクラウドファンディングで起こりうるデメリットについて再確認する意味でも、デメリットの説明を行いたいと思います。

善意が悪用される可能性もある「クラウドファンディング」

インターネットを通じて資金を調達出来るサービスとして注目を集めている「クラウドファンディング」。
次世代の資金獲得のようなシステムとして脚光を浴びているイメージがありますが、すべてが成功しているかと言ったらそうではありません。
どんなモノでも「光」があれば「影」もあるものです。
実際に「クラウドファンディング」で発生した失敗事例とともに「クラウドファンディング」今後の可能性についても紹介していきます。

アメリカで有名な「クラウドファンディング」サービスのIndiegogoで起こった事例が有名だと思います。
2013年にこの「クラウドファンディング」を通してSkullyという会社がオートバイク用のヘルメットを開発しようと資金を集い250万ドルにもおよぶ出資金を獲得したのですが、この製品が出資者の手に渡ることはありませんでした。

理由は「クラウドファンディング」を通して得たお金を約束の「ヘルメット」の開発や商品化のためではなく、ごくごく個人的な飲食や私利私欲の感情を満たすために使われたからとのこと。

Skully社は元々2016年のリオオリンピックの閉会式でも話題になった、まるで現実のように感じるVR(バーチャルリアリティー)という技術をヘルメットに搭載して、オートバイを運転する時に左右や後ろを確認するミラーのシステムをVRの技術を活用してヘルメットを被ったまま確認出来るという画期的なモノを製品化するということでした。

しかしヘルメットが正式に世に出ることはなくSkully社は業務を停止し「クラウドファンディング」を通して出資をした人にとっては結果として骨折り損となってしまいました。
Skully社の事例はネットを通して資金を集められる夢のような「クラウドファンディング」というシステムに対して出資側にとっては「猜疑心」を抱かせる結果となっていまいました。

人の善意によってある程度成り立っている部分があるゆえの弱点ですね。
当時、当サイトでもこちらで話題にしておりました。

悪意が無くとも発生しうるトラブルも・・・

仮に悪意が無かったとしても、水泡に帰すプロジェクトもありました。

例えば、

「量産に向けた体制を整えることができなかった」
「企画者側のトラブルが発生した」
「(当初は可能だと推測していたが結果的に)技術的に無理だと判明した」

などです。
kickstarterではプロジェクトの未完成を理由に途中でサイト側から打ち切られた、という事例もあります。

こうした可能性なども充分考慮した上でプロジェクトを支援するかどうかを考えないといけないわけです。

新しいシステムだからこそ課題もたくさん

「クラウドファンディング」という善意に基づいたシステムを悪用した事例を最初に紹介しましたが、ほとんどのプロジェクトは「こんなサービスがあったら世の中がもっとよくなる」という感情が先行しています。
そもそも「クラウドファンディング」は打出の小槌のように自動でお金が集まるわけではありません。

資金を集めたい人は自分の「夢」を第三者にネットを通して語って、一緒に巻き込ませたくなるようなストーリーを作る必要があります。

ある意味で脚本家としての腕も問われるでしょう。担保を差し出して行われる銀行の融資の審査のようなシステマティックなものとは異なって論理だけでなく人間の感情を敏感に感じ取る必要があります。それを形にするためにSNSや文章を通して想いをコトバに乗せて、同時に熱意と人柄を写真や動画で感じ取ってもらう必要があるので、それぞれの分野でパートナーを見つけなければなりません。個人が資金を調達できるとは言え、チーム力は必要になっていくでしょう。

さらに資金を提供した側も自分が「これだ!」と思ったプロジェクトが上手くいってほしいというのは人情ですが、そのプロジェクトが必ず成功するという保証はどこにもありません。数あるプロジェクトの中から上手くいくものを選ぶ目利きも必要になっていきます。

そして利益が目的でなく理念に賛同したから資金を提供したとは言え、実行者からの連絡が少なかったり感謝されないと何となくモヤモヤするものです。クラウドファンディングはネット上で決済が完了するにも関わらず”人間”同士の繋がりが非常に強い「アナログ」的な面を持っているということを理解した上で、まめにコンタクトを取ったりお礼を送るなど人間関係を作るためのケアが必要になっていきます。

ちなみに「投資型」と呼ばれる「クラウドファンディング」のような金銭面のリターンを求めて行われるタイプの場合ですと、為替や株式などに比べて流動性が低いので自由に動かしにくいというデメリットがあります。ひょっとしたら資金を提供した対象が事業を継続出来なくなって、提供した資金が無駄になってしまう可能性もあるでしょう。

出来たばかりで歴史が浅いために、自分で実際に使いながらサービスを試行錯誤で使っていくことになります。

もちろんデメリットよりもメリットを考えていきたい!

「クラウドファンディング」のメリットは何と言っても資金調達のハードルが大きく下がったことです。「融資」となると銀行から審査を受けて担保を差し出してようやく決まるというイメージだと思いますが、「クラウドファンディング」だと想いが伝われば一気に資金を集められる可能性があるんです。もちろん「欲」が先行しているのでなくて「理念」が先にあることが前提になりますが。

そして、これから芽が出そうなプロジェクトを自分が育てたという感情を抱くことが出来る事も大きいでしょう。リターンだけでなく心が温かくなれるのはクラウドファンディングならではのメリットです。これまでは資金豊かな大企業でしか行えなかったことも「クラウドファンディング」を通して出来るようになるかもしれません。

まとめ

正直なところ、プロジェクトの支援が失敗するも成功するも遭ってみるまで分かりません。
支援者側でできることと言えば、プロジェクトの資金の使いみちやプロジェクトのマイルストーン(これまで&これからの進捗)などがどこまで詳細に説明されているか、またその説明に違和感やおかしな点が無いかなどをチェックするなどが有効だと思います。
あとは、過去の事例を見つつ注意すべきポイントを抑えておくなどでしょうか。

でも、あたまから疑ってかかっては気分もよくありません。
何があっても最終的には自己責任ということを踏まえつつ、かと言って重く考えすぎずにクラウドファンディングに参加していくことが良い楽しみ方だと思います。
お勧めは「まぁ失敗してもいいかー」くらいの少額から少しずつ慣れていくことですね。

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